はじめに

2026年9月11日の両学長ライブでは、「こだわりの自己投資」と、残価設定型の車・スマホ・住宅ローンに関する注意点が中心テーマになりました。お金を使う場面では、目先の月額や「自己投資」という言葉だけで判断せず、何を得るための支出なのか、借入が残る仕組みなのか、収入や生活にどんな変化があるのかを分けて考えるという内容です。

この記事は公開音声を00:01:23から01:54:39まで文字起こしで確認して要点化しました。未確認範囲はありません。ライブで語られた考え方と、読者が自分の家計へ落とし込むための一般的な補足は区別しています。車、スマホ、住宅、保険、投資の契約は家計や利用条件で結論が変わるため、契約書・返済予定表・公式説明を確認したうえで判断してください。

今日のライブ全体像

配信は朝6時37分ごろに始まり、前半はスマホの返却プログラム、中古端末の選び方、家計簿の継続、寄付の持続可能性、パソコンのセキュリティ対策など、視聴者から寄せられた質問に答える流れでした。終盤に、タイトルの「残クレ」と「自己投資」の話題がまとまって取り上げられました。

残価設定型の購入方法について、ライブでは車だけでなく、スマホの買い替えプログラムや残価設定型の住宅ローンにも似た考え方が広がっていることに触れています。見かけの月額を低くしても、支払いが終わる前に残額が残ること、契約次第では自由に処分できないこと、消費のための借入になりやすいことを踏まえ、仕組みを知らずに選ばないよう注意が示されました。

自己投資では、リベシティ内での定義として「収入を増やすことにお金を使う行為」が提示されました。資格学習、副業の学習、仕事道具、先を行く人に会って学ぶ費用などが例です。一方、旅行、美容、健康づくりを広く自己投資と呼ぶ考え方もあるものの、同じ言葉にまとめると、何にどれだけ予算を配分したかを振り返りにくくなる、という整理でした。

主要テーマ1:残価設定型の購入は、月額より契約全体を見る

残価設定型の購入では、将来の買取保証額や残価をあらかじめ設定し、その一部を残した状態で月々の支払いをする仕組みがあります。月々の負担が小さく見える一方、満了時に返却・買い取り・乗り換えなどの選択があり、走行距離、傷、端末の状態、残額、手数料などの条件が関係する場合があります。

ライブでは、500万円の車を例に、5年後にも借入の一部が残る仕組みを説明しました。ここで大事なのは、「月額が払えるか」だけでなく、総支払額、満了時に何が自分のものになるのか、返却する場合の条件、途中で生活が変わった場合の選択肢まで、契約前に確認することです。

スマホでも、一定期間後の返却を前提にしたプログラムがあります。端末を頻繁に交換したい人にとって使い方が合う可能性はありますが、端末価格そのもの、通信契約、返却条件を別々に確認しないと、比較が難しくなります。新しい機種を持つことと、家計に合う支払い方法は同じ問いではありません。

一般的な補足として、借入を検討するときは、次の4点を紙に書き出すと見通しが良くなります。

  • 今すぐ払う金額と、毎月の支払い額
  • 支払い期間と、支払い総額
  • 満了時の残額、返却条件、所有権
  • 予定外の出費や収入減が起きた場合の対応

金融経済教育推進機構(J-FLEC)の教材にも、クレジットの仕組み、支払い回数による総額の違い、残価設定方式と分割返済の比較が掲載されています。広告や店頭の月額表示を見たときは、比較の土台として公式の契約説明と合わせて読むのが安心です。

主要テーマ2:借入は「何に使い、何を生むか」で見直す

ライブでは、借入を一律に同じものとして扱わず、借りたお金以上の価値や収入を生み出せるかという観点が示されました。たとえば、予約を断るほど需要があり、設備を一つ増やせば売上が増える事業であれば、設備資金の借入を検討する余地があります。これは配信内で美容室の席や仕入れを例にした説明です。

対して、使うと価値が減る物や日常の消費を、返済負担を残して手に入れる場合は、家計を圧迫しやすくなります。特に金利がある環境では、借入元本に加えて利息を支払うため、月額の見え方だけで選ぶほど比較が難しくなります。

ただし、「事業なら借りてよい」という単純な話でもありません。売上が増えるという仮定が外れる場合、需要の変化、故障、在庫の滞留、人件費などもあります。借入を使うなら、売上予測だけではなく、最悪の場合に返済を続けられるか、生活費を巻き込まないかを確かめる必要があります。

家計の実践では、借入の種類を一度一覧にします。住宅ローン、車、端末、カードの分割払い、奨学金、事業資金を同じ表に置き、残高、金利、返済日、目的、担保や返却条件を並べます。目的が曖昧なものほど、見直しの候補になりやすくなります。

J-FLECは生活設計・家計管理と、ローンやクレジットを基礎教育の重点テーマとして扱っています。自分だけで返済計画を判断しにくいときは、金融機関の説明だけに頼らず、中立的な相談先や消費生活相談窓口も選択肢にできます。

主要テーマ3:自己投資は、収入アップとのつながりを具体化する

ライブの後半で語られた自己投資の定義は明快でした。リベシティ内でいう自己投資は、収入を増やすことにお金を使う行為です。資格取得のための教材費や学習費、副業の勉強、仕事のためのパソコンやモニター、経験者から話を聞くための交通費などが例として挙げられました。

この定義は、旅行や服、美容、趣味の支出を悪いものと決めつけるためではありません。何でも自己投資と呼ぶと、支出を振り返る基準がぼやけ、ただの消費や浪費を説明しにくくなるためです。支出の目的を「収入アップ」「健康」「生活の楽しみ」「家族」「時間を買う」に分けると、予算の偏りが見えやすくなります。

たとえば、動画編集の副業を始めた人が、仕事を受ける前に高額な機材だけを買いそろえると、支出が先行します。一方、今ある機材で短い作品を作り、納品までの時間、画質、編集のしにくさを記録すると、何を買い足せば収入や作業効率に結びつくかが具体的になります。道具は「高いか安いか」ではなく、何時間減らせるか、どの作業の質を高めるかで判断します。

AIの利用料やサーバー代について質問が出た際にも、ライブでは、スキルアップや効率化を通じて収入アップに結びつくなら自己投資として考えられる、という趣旨が示されました。費用の名前で分類するより、使い道、成果を確かめる方法、継続できる予算かをセットで考えるほうが実践的です。

健康投資と自己投資を分ける意味

視聴者から、パーソナルピラティスやヨガは自己投資に当たるのかという質問がありました。ライブでは、健康へお金を使うことは大切だとしたうえで、収入に直接つながる自己投資とは分けて「健康投資」と整理していました。

健康は働く力や生活の土台です。睡眠、食事、運動、通院、予防、心身を整える時間が大切であることは、自己投資と別に扱っても変わりません。ただ、健康投資だけに予算が偏ると、収入を増やすための学習や仕事道具に回す余地が小さくなることがあります。ライブでは、月の予算の中で健康、時間、スキルアップへどう配分するかを考える話がありました。

初心者は、支出を細かく責める前に、月の自由に使える予算を決め、健康投資、自己投資、楽しみの費用を三つに分けてみましょう。3か月後に、体調、作業時間、収入につながる行動がどう変わったかを見直せば、次の配分を調整しやすくなります。

初心者向け:支出を目的別に並べる3ステップ

ここからは、ライブの考え方を家計へ落とし込むための一般的な手順です。

  1. 今月の大きな支出を、生活・健康・楽しみ・収入アップ・借入返済に分けます。
  2. 収入アップに分類したものは、何をできるようにするための費用か、いつ見直すかを書きます。
  3. 分割払い・返却プログラム・ローンは、残額と総支払額を別枠で記録します。

この手順では、「自己投資だからよい」「月額が小さいから大丈夫」と結論を急ぎません。たとえばオンライン講座なら、受講前に習得したいスキル、受講後に試す行動、上限予算を決めます。端末なら、現在困っている作業と、買い替え後に減らしたい時間を決めます。残価設定型の契約なら、返却時ではなく契約前に、総額と選択肢を確認します。

家計簿が続きにくい場合は、最初からすべてを完璧に記録しなくても構いません。ライブでは手書きでの記帳を続けている視聴者にも触れ、継続しやすさのために自動化を試す考え方が語られました。まずは固定費、借入返済、月に一度の大きな支出から記録すると、支出の目的を見失いにくくなります。

家計・資産形成・副業への落とし込み

家計では、生活防衛資金や近い将来に使うお金を、返済や投資へ急いで回さないことが出発点です。ライブでも、住宅ローンの繰上返済により手元資金がなくなり、別の借入が必要になる状態は避けるべきだという説明がありました。返済を考えるときは、教育費、引っ越し、修繕、税金、休職など、数年以内に使う資金を残しておく視点が欠かせません。

資産形成では、金融商品の名前よりも、家計の土台を先に整えます。貯蓄型保険についての質問では、保障と運用を一つの商品へまとめた場合の費用や中身を確認するよう促す流れがありました。保険は必要な保障を、投資は目的・期間・リスク許容度に合う方法を、それぞれ分けて検討すると比較しやすくなります。個別契約の解約や投資先は、返戻金、保障、税金、家族構成まで確認してから判断しましょう。

副業では、最初に小さく試すのが現実的です。人に会って一次情報を得る、実際にサービスを利用して仕事に生かす、仕事の道具を整えるといった行動は、目的と検証方法があると自己投資として振り返れます。売上が出る前に支出だけを増やさず、受注・制作・納品・改善のどこで詰まるかを記録してください。

今日からできる行動

  • スマホ、車、住宅などの分割払いを一つ選び、残額・満了日・総支払額・返却条件を書き出す。
  • 今月の自由に使える予算を、健康、収入アップ、楽しみの三つに仮分けする。
  • 収入アップに分類した支出へ、「何を試すか」「いつ見直すか」を一行追加する。
  • 端末や機材を買う前に、今の作業で困っている時間を一週間記録する。
  • 契約や保険の見直しは、公式資料、返済予定表、現在の家計を並べてから決める。

確認できたQ&A

Q. スマホの返却プログラムで残額が大きく残っている。買い替えや乗り換えはどう考える?

ライブでは、残額、端末の所有・返却条件を確認し、端末代と通信契約を分けて考えるよう説明されました。回答では、残額を把握したうえで一括購入も含めて検討し、通信は利用量に合う回線を比較する趣旨が示されています。記事としての補足は、返却・買い取り・分割継続のどれを選ぶ場合でも、違約金や端末状態の条件を公式説明で確認することです。

Q. お金に余裕がある人なら、残価設定型で定期的に車を買い替えてもよい?

学長は、余分な金利を払わず一括で購入できるなら、そのほうがシンプルだという考えを示しました。これは残価設定型の契約が個人に適さないと一律に断定するものではありません。車を使う期間、買い替え頻度、資産状況、契約条件を比較し、総額と選択の自由度を見て決めることが重要です。

Q. パーソナルピラティスやヨガは自己投資になる?

ライブでは、健康に使うお金は大切だとしたうえで、収入アップへ直接つながる支出とは分けて「健康投資」と整理していました。一般的な言葉として自己投資と呼ぶことを否定する趣旨ではなく、予算と効果を振り返りやすくするための分類です。

Q. AIの利用料や副業に必要なサーバー代は自己投資に入る?

学長は、スキルアップや効率化を通じて収入アップに結びつくなら、自己投資として考えられるという趣旨を述べました。費用を払っただけで成果が生まれるわけではないため、使う目的、試す仕事、予算上限を決めて振り返るとよいでしょう。

hidekunの学び・実践メモ

今回のライブで印象に残ったのは、「自己投資」という便利な言葉を、収入アップとのつながりで具体化していた点です。何となく良さそうだから買うのではなく、何を改善し、何を試し、いつ成果を見直すかまで決める。これなら自己投資が言い訳になりにくく、次の行動へつながります。

私自身も、記事制作や家計管理に使う道具・サービスを選ぶときは、費用だけでなく、作業時間、確認漏れ、学びの質がどう変わるかを記録します。同時に、健康、家族との時間、楽しみの支出を後回しにしすぎないよう、目的別の予算を持つことが大切です。

借入については、契約を複雑にしないことを意識します。月額表示は入り口に過ぎません。残額、利息、返却時の条件、生活防衛資金を表にしてから、必要な買い物か、今の家計に無理がないかを確認します。

まとめ

9月11日のライブは、残価設定型の購入と自己投資を通じて、支出の目的を言葉にする大切さを伝える内容でした。借入は月額だけで見ず、総支払額、残額、所有や返却の条件、生活への影響を確認する。自己投資は収入アップとのつながりを具体化し、健康投資や楽しみの支出とは予算上分けて振り返る。この二つを習慣にすると、家計の判断が少しずつ整理されます。

今日できることは、大きな契約を一つ見直し、支出を目的別に並べることです。数字と目的を同じ紙に置くことで、焦らずに次の選択を考えやすくなります。

参考情報

情報基準日:2026年9月11日