ライブ配信では、時間の都合で取り上げられない質問も少なくありません。そこで資産形成ナビでは、配信中に流れた質問の中から「これは多くの人の参考になりそう」と感じた内容を、Q&Aシリーズとして整理していきます。
今日の質問
旧つみたてNISAで持っている投資信託は、そのまま持つべきでしょうか。新NISAで買い直した方がよいのでしょうか。
結論
多くの場合、急いで売って買い直す必要はありません。旧つみたてNISAは、新NISAとは別枠で非課税運用を続けられます。
ただし、持っている商品が今後も保有したい商品か、いつ使うお金か、非課税期間がいつまでかは確認しましょう。
参考: 金融庁 2023年までのNISA
旧つみたてNISAは別枠
金融庁は、2023年までのNISAで買った商品は、旧制度の非課税期間のまま保有できると説明しています。つみたてNISAは購入時から20年間、非課税で保有可能です。
また、2024年以降の新NISAの非課税保有限度額とは外枠で管理されます。
つまり、旧つみたてNISAを持っているから新NISAの枠が減るわけではありません。
買い直しが必要とは限らない
旧つみたてNISAを売って新NISAで同じ商品を買い直すと、旧制度の非課税枠を手放すことになります。
もちろん、商品を変えたい、リスクを下げたい、現金が必要などの理由があるなら売却も選択肢です。しかし、「新NISAの方が新しいから」という理由だけで売る必要はありません。
確認するポイント
見るべきポイントは次の通りです。
- 非課税期間がいつまでか
- 商品の信託報酬
- 今も積み立てたい商品か
- 現金化する予定があるか
- 新NISAで何を買うか
- 資産全体のバランス
旧つみたてNISAと新NISAを合わせて、同じ方向に偏りすぎていないかも見ましょう。
迷うなら保有継続が基本
商品に大きな問題がなく、すぐ使う予定もないなら、そのまま非課税期間を使う考え方が自然です。
新NISAでは、新しい積立を進める。旧つみたてNISAは別枠で育てる。このように分けるとシンプルです。
まとめ
- 旧つみたてNISAは新NISAとは別枠で保有できる
- つみたてNISAは購入時から20年間の非課税期間がある
- 新しい制度だからといって買い直す必要はない
- 商品内容、使う時期、資産配分を確認する
- 迷うなら急いで売らずに整理する
制度が変わると何かしないといけない気がしますが、投資では何もしないことが正解になる場面もあります。