ライブ配信では、時間の都合で取り上げられない質問も少なくありません。そこで資産形成ナビでは、配信中に流れた質問の中から「これは多くの人の参考になりそう」と感じた内容を、Q&Aシリーズとして整理していきます。
今日の質問
夏休みに個別株のシミュレーションをしたいです。どんな基準で銘柄を選べばよいでしょうか。
結論
最初は「値上がりしそうな株を当てる」より、「企業を調べる練習」を目的にするのがおすすめです。身近な会社を選び、何で売上を立てているか、利益は出ているか、どんなリスクがあるかを見てみましょう。
実際のお金を使わないシミュレーションでも、投資の考え方を学ぶには十分役立ちます。
身近な会社から選ぶ
最初から難しい業界を選ぶと、調べる前に疲れてしまいます。まずは、日常で使っている商品やサービスの会社から選ぶとよいです。
- よく行くお店
- 使っているスマホアプリ
- 家にある食品や日用品
- 好きなゲームやサービス
- 家族が働いている業界
身近な会社なら、「なぜ売れているのか」「競合はどこか」を考えやすくなります。
見るポイント
シミュレーションでは、次のような項目を簡単に見ます。
| 見ること | 確認したい意味 |
|---|---|
| 売上 | 会社の規模や成長の方向 |
| 利益 | ちゃんと儲かっているか |
| 自己資本比率 | 借金に頼りすぎていないか |
| 配当 | 利益を株主に返しているか |
| ニュース | 追い風や逆風がないか |
数字を完璧に読めなくても大丈夫です。毎年増えているのか、急に悪くなっていないかを見るだけでも勉強になります。
予想と結果を記録する
ただ銘柄を選ぶだけではなく、選んだ理由をメモしておくと学びが深まります。
たとえば、「この会社は利用者が増えていそうだから選んだ」「利益率が高そうだから選んだ」「最近ニュースで見たから選んだ」と書いておきます。
1か月後、3か月後に結果を見て、株価が上がったか下がったかだけでなく、自分の理由が合っていたかを振り返ります。
実際に買うのは別の話
シミュレーションでうまくいっても、すぐ実際のお金で買う必要はありません。短期間の値動きは運の影響も大きいです。
投資を始める場合は、家計、生活防衛資金、NISA、分散投資、リスク許容度を先に学びましょう。個別株は、値動きが大きくなることもあります。
まとめ
- 最初は値上がり予想より企業を調べる練習にする
- 身近な会社から選ぶと続けやすい
- 売上、利益、財務、ニュースを見る
- 選んだ理由を記録して振り返る
- シミュレーションの成功と実際の投資は分けて考える
夏休みの学習なら、儲けることより、企業と社会のつながりを知ることを目的にすると良い経験になります。