ライブ配信では、時間の都合で取り上げられない質問も少なくありません。そこで資産形成ナビでは、配信中に流れた質問の中から「これは多くの人の参考になりそう」と感じた内容を、Q&Aシリーズとして整理していきます。
今日の質問
個人整体院を開業しました。なかなか軌道に乗らない場合、どのくらいで見切りをつけるべきでしょうか。
結論
期間だけで決めず、生活費、固定費、集客数、リピート率、改善余地で判断しましょう。
ただし、貯金が減り続けて生活が苦しくなる前に、撤退条件を決めておくことは大切です。努力を続けることと、赤字を放置することは別です。
まず数字を見る
整体院の開業では、気持ちだけで判断すると苦しくなります。まず数字を見ましょう。
- 毎月の売上
- 家賃、広告費、通信費などの固定費
- 生活費を含めた必要利益
- 新規来院数
- リピート率
- 客単価
- 予約の空き状況
- 手元資金が何か月もつか
売上だけでなく、手元に残るお金を見ることが大切です。
見切りの前に改善余地を見る
すぐ撤退を考える前に、改善できる部分があるか確認します。
ホームページがわかりにくい、予約導線が弱い、対象のお客さんがぼやけている、紹介が起きていない、単価設定が低すぎる。こうした原因が見えるなら、期間を決めて改善する価値があります。
反対に、改善策を試しても数字が動かず、生活費を削り続けているなら、方向転換を考える時期です。
撤退条件を決める
おすすめは、先に撤退条件を数字で決めることです。
たとえば、「あと6か月で月商いくらに届かなければ業態変更」「手元資金が何万円を下回ったら固定店舗をやめる」「広告費をいくら使って反応がなければ集客方法を変える」といった形です。
数字で決めておくと、感情だけで続けたり、逆に早く諦めすぎたりするのを防げます。
完全撤退以外の選択肢
見切りをつけるといっても、いきなり廃業だけではありません。
- 固定店舗をやめて出張型にする
- 副業に戻す
- 営業日を絞る
- 家賃の低い場所へ移る
- ターゲットを変える
- 関連サービスを加える
生活を守りながら続ける形に変えるのも、立派な判断です。
まとめ
- 見切り時期は期間だけで決めない
- 売上、固定費、生活費、リピート率を見る
- 改善余地があるなら期限を決めて試す
- 手元資金が減り続ける前に撤退条件を決める
- 廃業だけでなく、縮小や業態変更も選択肢
事業は続ける勇気も大事ですが、生活を守る判断も同じくらい大事です。