ライブ配信では、時間の都合で取り上げられない質問も少なくありません。そこで資産形成ナビでは、配信中に流れた質問の中から「これは多くの人の参考になりそう」と感じた内容を、Q&Aシリーズとして整理していきます。

今日の質問

外国人実習生にも伝わる施工マニュアルを作りたいです。Notion、Google Drive、動画、AI字幕など、何を使うのがよいでしょうか。

結論

まずは動画ベースで作るのが現実的です。NotionやGoogle Driveは保管場所の違いなので、最初に考えるべきことは「どのツールを使うか」ではなく、「現場の人がスマホで見返せるか」です。

紙のマニュアルや長い文章は、読む力や日本語力に差がある現場では伝わりにくいことがあります。一方、作業の手順は、実際の動きを見た方が理解しやすい場面が多いです。

最初はスマホ撮影で十分

最初から立派な教材を作ろうとすると、時間も費用もかかります。まずは、ベテランの人が実際に作業している様子をスマホで撮り、重要なところに短い字幕を付けるだけでも大きな一歩になります。

動画で残しておきたいのは、次のような場面です。

  • 作業前の確認事項
  • 道具の置き方
  • やってはいけない動き
  • 仕上がりの良い例と悪い例
  • 片付けと安全確認

特に「悪い例」は口頭だけだと伝わりにくいので、動画にしておくと教育しやすくなります。

AI字幕は補助として使う

AI字幕は便利ですが、専門用語や人名、方言、現場独自の言い回しを間違えることがあります。そのため、AIに任せきりにせず、公開前に必ず人が確認する前提で使うのが安全です。

日本語字幕だけでなく、必要に応じて母国語の短い補足を入れると、さらに伝わりやすくなります。ただし、翻訳も誤訳が起きるので、命に関わる安全手順や品質基準は、現場責任者が確認してください。

NotionとGoogle Driveは役割が違う

Notionは、手順、チェックリスト、動画リンク、注意点を整理して見せるのに向いています。Google Driveは、動画ファイルやPDFを保管して共有する場所として使いやすいです。

おすすめは、動画本体をGoogle Driveに置き、Notionには「どの作業でどの動画を見るか」を整理する形です。これなら、あとから動画が増えても管理しやすくなります。

ただし、社外の人や実習生がアクセスする場合は、共有範囲を必ず確認してください。誰でも見られるリンクにすると、現場写真や取引先情報が外に出る可能性があります。

作る順番

最初の1本は、いちばん事故や手戻りが多い作業から作るのがおすすめです。全工程を一気に作ろうとすると止まりやすいので、効果が大きいところから始めます。

  1. よく間違える作業を1つ選ぶ
  2. スマホで作業動画を撮る
  3. 3分以内に切る
  4. 字幕と注意点を入れる
  5. 現場で実際に見てもらう
  6. わかりにくかった部分を直す

マニュアルは一度作って終わりではなく、現場で使いながら育てるものです。

まとめ

  • 施工マニュアルは文章より動画が伝わりやすい
  • 最初はスマホ撮影とAI字幕で十分始められる
  • Notionは整理、Google Driveは保管と考えると迷いにくい
  • 共有範囲と現場情報の映り込みには注意する

完璧な教材を作るより、現場で今日から見返せる1本を作る方が前に進みます。