ライブ配信では、時間の都合で取り上げられない質問も少なくありません。そこで資産形成ナビでは、配信中に流れた質問の中から「これは多くの人の参考になりそう」と感じた内容を、Q&Aシリーズとして整理していきます。
今日の質問
高配当株で配当金をもらうより、インデックス投資をして必要な分だけ取り崩す方が合理的なのでしょうか。
結論
理論上は、広く分散されたインデックス投資を必要額だけ取り崩す方が効率的なことがあります。ただし、実際には取り崩しに強い抵抗を感じる人も多いです。
高配当株は、税金や分散の面で不利になることがありますが、「元本を売らずに現金が入る安心感」を得やすい面があります。合理性だけでなく、自分が続けられるかも重要です。
インデックス取り崩しが合理的と言われる理由
インデックス投資は、広く分散しながら市場全体の成長を取りにいく考え方です。配当金にこだわらず、必要なときに一部を売却すれば、資産全体を効率よく使いやすくなります。
また、配当金は自分で金額を選べません。企業が配当を出せば、使う予定がなくても課税されることがあります。一方、取り崩しなら、必要な分だけ売るという調整ができます。
この点では、インデックス取り崩しの方が合理的に見えます。
でも取り崩しは心理的に難しい
理論ではわかっていても、実際に資産を売るのは怖いものです。特に老後は、収入が限られるため「このまま減っていったらどうしよう」と感じやすくなります。
高配当株の配当金は、資産を売っている感覚が少ないため、使いやすいと感じる人がいます。これは数字だけでは測れないメリットです。
投資は、合理的でも続けられなければ意味がありません。
高配当株の注意点
高配当株には、次のような注意点があります。
- 配当が減ることがある
- 株価が大きく下がることがある
- 高利回りには理由がある場合がある
- 業種や銘柄が偏りやすい
- 配当金に税金がかかる
「配当があるから安全」ではありません。配当金は企業の利益や方針に左右されます。高配当株を選ぶなら、利回りだけでなく、業績、財務、配当の継続性、分散を確認する必要があります。
どちらか一つに決めなくてもよい
インデックス投資と高配当株は、必ずどちらか一つに決める必要はありません。
たとえば、資産形成の中心はインデックス投資にしつつ、一部だけ高配当株を持つ方法もあります。老後に使う現金を数年分確保し、残りを投資に回す考え方もあります。
大切なのは、自分が何に不安を感じるかを知ることです。資産が減ることが怖いのか、毎月の現金収入が少ないことが不安なのか。そこが見えると、選び方も変わります。
まとめ
- 理論上はインデックス取り崩しが効率的なことがある
- ただし取り崩しは心理的に難しい
- 高配当株は安心感を得やすいが、減配や株価下落のリスクがある
- どちらか一つに決めず、組み合わせる選択肢もある
- 自分が続けられる仕組みにすることが大切
投資では、正しさと続けやすさの両方を見たいです。数字に強い方法でも、夜眠れなくなるなら少し調整した方がよいかもしれません。