ライブ配信では、時間の都合で取り上げられない質問も少なくありません。そこで資産形成ナビでは、配信中に流れた質問の中から「これは多くの人の参考になりそう」と感じた内容を、Q&Aシリーズとして整理していきます。
今日の質問
インベスターズトラストに加入しています。今なら全解約した方がよいのでしょうか。
結論
商品名だけで全解約と決めるのは避けたいです。まず、契約内容、解約控除、手数料、残り期間、税金、代替運用先を確認しましょう。
解約が正解の人もいれば、今すぐ全解約すると損が大きくなる人もいます。契約書や公式資料を見ずに判断するのは危険です。
参考: Investors Trust Access Portfolio
まず契約の種類を確認する
同じインベスターズトラストでも、商品や契約年数、支払い状況によって条件が違います。
見るべきなのは、次の項目です。
- 商品名
- 契約開始日
- 支払期間
- 残り期間
- 現在の評価額
- 解約時に差し引かれる費用
- 毎年かかる管理費や手数料
- 途中停止や減額の条件
ここを見ないまま「全解約すべき」と決めると、思ったより大きな費用が出ることがあります。
解約控除を必ず見る
投資性保険や海外積立では、早期解約時に解約控除がかかることがあります。米国Investor.govでも、surrender charge は一定期間内の引き出しや解約で投資価値やリターンを下げる手数料として説明されています。
参考: Investor.gov Surrender Charge
つまり、運用成績だけでなく「今やめた場合にいくら戻るか」を見る必要があります。
続ける場合のコストも見る
解約控除が大きいからといって、必ず続けるべきとも限りません。今後も高い手数料が続くなら、長く持つほど不利になる場合もあります。
確認したいのは、次の比較です。
- 今解約した場合の戻り額
- 満期や控除終了まで待った場合の見込み
- 同じお金を低コスト商品で運用した場合の可能性
将来のリターンは確定できないので、複数の前提で比べるのがよいです。
相談先は慎重に選ぶ
販売した人だけに相談すると、継続をすすめられやすいことがあります。反対に、解約を前提に話す人もいます。
できれば、契約書、手数料表、現在の評価額をそろえて、利害関係の薄いFPや税理士などに相談しましょう。海外商品は税務や手続きも確認が必要です。
まとめ
- 商品名だけで全解約を決めない
- 契約内容、解約控除、手数料、残り期間を見る
- 今解約した戻り額と、続けた場合を比較する
- 税金や手続きも確認する
- 契約書をそろえて第三者に相談する
大事なのは、感情でやめるか続けるかを決めることではなく、今からの損得を数字で確認することです。